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2024.03.01 Information
【Magazine更新しました】『古梅園の金巻墨展』によせて①油煙墨と金巻墨について

金箔とは

金を薄く打ち延ばしたシート状のもので、金箔の厚さは1/10000mm、金箔の大きさは109mmと127mmがあります。(日本では109mmが主流)金箔は銀と銅が微量に含まれており、それらの配合により色が変わります。24K箔は99.999%純金でできています。

切廻しとは

金箔を正方形に断つ際の切り落とされた部分です。シートの形状を必要としない小物・彫り物などの箔押しに使われてきたほか、ふるいにかけて細かく粉砕する砂子振りの際には、金箔より効率よく安価で仕上げることができます。

金泥とは

切廻しをさらに細かく粉砕して粉状にしたもので、職人の経験と勘が延びや艶の良し悪しを左右します。一般的に粉末の状態では、消粉(けしふん)金粉(きんぷん)と呼び、膠などで溶いて混ぜたものを状態を金泥と言いますが至善堂では粉末の商品を金泥と名付けています。