銀色の箔 銀・プラチナ・アルミ・錫
銀色の箔のそれぞれの特徴とは?
銀色の金属箔はプラチナ(白金)・アルミ・錫・銀箔で、それぞれの金属の特性を活かして業界や用途により使われ方も異なります。
しかし、長期保存を想定しない絵画やハンドクラフト、簡易的な内装材・インテリアに使う際にお客様から「どれを使ったらいい?」とお問い合わせいただくことがあります。今回はそれぞれ特徴を持った異なる銀色の金属箔を比較します。
特徴 | 使用用途 | ||
アルミ箔 | 錆びにくく変色しにくいがアルカリ性に対して腐食する。銀箔に彩色する際、顔料によっては銀箔が変色する為、銀箔の代用として使用される場合がある。銀に比べて少し色が暗い。 | 絵画・工芸・料紙、額縁・襖紙など | |
プラチナ箔 | 柔らかく金属自体は変色しないが、非常に高価。 |
絵画・工芸・文化財修復など |
|
銀箔 | 銀箔は比較的柔らかで、白に近い明るい輝きを持つ箔 硫化して変色する。(表面を加工することで変色を遅らせることができる。) |
絵画・工芸、食料品用途(食用)など。故意に変色させることもある。 |
|
錫箔 | 錆びにくいが、硬いので細かい面や曲面の箔押しに密着しにくい。 |
絵画・工芸 |
ムービーにて比較しました
銀色の風合い、金属の性質の違いによって使われる業界や作品・製品も変わります。実際に箔押しして比較してみました。
内装材など広い面積に箔押しした時にも明らかに風合いの違いが出やすいです。
見た目の違いではなく予算やコンセプト、耐久性や変色の有無で使い分けをしてみてください。