【FILM】金箔づくりの現場/断切箔
現代の箔打製法である「断切箔」の製造現場を訪ねました。
前工程である上澄は「【FILM】金箔づくりの現場」をご覧ください。
カーボン紙で上澄みをさらに打ち延ばし、出来上がったものを箔箸で一枚ずつ合紙に挟み、スルスルと正方形に断ち切って行く様子はまさに職人技。
切り落としたものは「切廻し」と呼ばれ、小物の箔押しなどに使われます。
断切箔の工程
→紙仕込…打紙の作成です。グラシン紙にカーボン粉末等を溶いた液を塗って乾燥させます。
→打ち前…打紙の間に上澄みを挟み、革で包み箔打機で叩き延ばします。
→断切…合紙と呼ばれる和紙に打紙から抜いた金箔を置いて交互に重ねていきます。一番上に規定サイズに型を当てて抑えながら包丁で一気に切り落とします。この方法から「断切箔」と呼ばれています。
→完成(金箔)