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縁付と断切の話で出てきた箔づくりの前工程の話です。

 

箔づくりは金・銀・銅を溶かして混ぜ合わせる「合金」という作業から始まります。まず炭素を固めたボウルに既定配合の金属を炉壺へ入れ1200~1300度で溶かしていきます。合金を冷やし固めたあと、ローラー(機械)で20回ほど圧延していきます。
これを1/50㎜の厚さになるまで繰り返します。

延べ金が終わり6㎝角にカットした小兵。その後、動画の「澄打ち」に入っていきます。

澄打ちは工程は5段階。


小兵(こっぺ)6㎝角

荒金(あらがね)…6㎝の小兵を12㎝に引き延ばしたもの

小重(こじゅう)12㎝角の荒金を1/4に切り、さらに20㎝まで延ばしたもの

大重(おおじゅう)小重を1/4に切り、さらに引き延ばしたもの

化粧打ち…大重を仕上げの紙に挟み3/1000㎜まで打ち延ばす

上澄…完成

 

上澄みは厚く、そのままガラスや焼ものに使用されます。20cmの大判の上澄が商品として流通しているのは日本ならではです。

ようやく延ばしたものを切って更に延ばす。上澄みだけでも果てしない手間と時間を費やし、職人さんの勘が受け継がれています。その後、上澄みはそれぞれ縁付き箔・断切り箔の職人さんへ渡り、いよいよ1/10000㎜の金箔工程が始まります。

(その様子は追ってご紹介いたします。お楽しみに!)