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京都の能面師、寺井一佑氏vol.2 能面師ということ
「能面はね、急いで作ったらダメなのです。いつも余裕をもって、時間のある限り楽しんでやらないとね。命なきものと何度も何度も心を通わせて、見直す時間も十分にとって。それが魂を吹き込むってことだと思いますよ。」京都市内に工房をかまえる能面師・寺井一佑氏の能面づくりとは。後編です。
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京都の能面師、寺井一佑氏vol.1 職人の工房
能とは室町時代に完成され、600余年続き現代に生きる日本の古典芸能のことだ。能の世界観を作り出す道具は幾つかあるが、その中でも見るものの目を引き付け、最も重要な意味をもつのが「能面」。約80種もある能面は、流派によって使い分けられる。
今回は能面に魅せられ能面作りに人生をかけるひとりの能面師、寺井さんの話をしたい。 -
蒔絵における金属粉の材料と技法
蒔絵で使われる金粉とは?蒔絵とは漆工芸の技法です。金銀粉地や色粉を蒔き付けたもので、螺鈿を組み合わせたものなどもその範疇に入ります。どのような金属粉・技法が使われているのでしょうか。実際に見てみましょう。
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金継ぎとは?金泥を使った金継ぎの魅力をおさらいします!
金継ぎとは割れや欠けのある器を漆で修復する技法です。<古くからある日本の伝統工芸の手法で、金繕い(きんつくろい)とも呼ばれます。器の品位や美術性を損なわないために漆で継いだあと仕上げに金泥や金粉、金箔で装飾します。
壊れたものを破棄するのではなく、割れや欠けを個性とし、唯一無二のものとして美しく蘇らせる金継ぎは、最近日本国内だけにとどまらず海外からも注目されています。
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『古梅園の金巻墨展』によせて ①油煙墨と金巻墨について
至善堂実店舗で開催される企画展。 第二回は奈良にある墨メーカー古梅園さんの「金巻墨」をご紹介します。 展示に先立って工房に訪問し、社長に墨の製法や金箔と関係のある「金巻墨」についてお話を伺いました。代表的な墨の製法や金箔と関わりの深い金巻墨についてお伝えします。 -
島田耕園人形工房 インタビュー PartⅡ
京都・二寧坂で160年続く人形司「島田耕園人形工房」を訪ねました。純金箔などが使われています。御所人形や御殿玩具を作る時の想い、次世代への継承など2編に分けてお届けします。 パート1では御所人形とはどのようなものか?島田さんが信条としている「和洋の美意識とは?」などのお話を伺い、インタビュー記事にまとめました。 -
島田耕園人形工房 インタビュー PartⅠ
京都・二寧坂で160年続く人形司「島田耕園人形工房」を訪ねました。純金箔などが使われています。御所人形や御殿玩具を作る時の想い、次世代への継承など2編に分けてお届けします。 パート1では御所人形とはどのようなものか?島田さんが信条としている「和洋の美意識とは?」などのお話を伺い、インタビュー記事にまとめました。 -
若狭塗のお箸展によせて ②職人探訪
現在小浜市で唯一となった若狭塗箸の伝統工芸士・古井正弘さんを訪ねました。 住宅地の中にひっそりと佇む一軒家。そこが現在小浜市で唯一の若狭塗箸の伝統工芸士である、古井正弘さんの箸工房です。15歳の頃から親方の元で30年、独立してから35年の計65年間、ずっとお箸を専門に作り続けています。 「箸... -
若狭塗のお箸展によせて ①若狭塗とは
京都市役所前に店を構える私たちは、純金箔をはじめ様々な工芸材料を取り扱っています。今回、工芸材料を魅力的な作品を通じてご紹介する企画展を実店舗にて開催します。 第1回目は、福井県小浜市で製作されている「若狭塗のお箸」。 江戸時代から継がれる若狭塗の模様に秘められた歴史や技法。それらは今、工...
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