-
京都の能面師、寺井一佑氏vol.2 能面師ということ
「能面はね、急いで作ったらダメなのです。いつも余裕をもって、時間のある限り楽しんでやらないとね。命なきものと何度も何度も心を通わせて、見直す時間も十分にとって。それが魂を吹き込むってことだと思いますよ。」京都市内に工房をかまえる能面師・寺井一佑氏の能面づくりとは。後編です。
-
京都の能面師、寺井一佑氏vol.1 職人の工房
能とは室町時代に完成され、600余年続き現代に生きる日本の古典芸能のことだ。能の世界観を作り出す道具は幾つかあるが、その中でも見るものの目を引き付け、最も重要な意味をもつのが「能面」。約80種もある能面は、流派によって使い分けられる。
今回は能面に魅せられ能面作りに人生をかけるひとりの能面師、寺井さんの話をしたい。 -
『古梅園の金巻墨展』によせて ②奈良の墨工房を訪ねて
創業1577年(室町末期)墨が初めて伝わったとされる奈良の地で伝統技法を守りながら447年、墨一筋に工房を構えている古梅園さん。製造へのこだわりや伝え続けている精神などを伺いました。 -
『古梅園の金巻墨展』によせて ①油煙墨と金巻墨について
至善堂実店舗で開催される企画展。 第二回は奈良にある墨メーカー古梅園さんの「金巻墨」をご紹介します。 展示に先立って工房に訪問し、社長に墨の製法や金箔と関係のある「金巻墨」についてお話を伺いました。代表的な墨の製法や金箔と関わりの深い金巻墨についてお伝えします。 -
島田耕園人形工房 インタビュー PartⅡ
京都・二寧坂で160年続く人形司「島田耕園人形工房」を訪ねました。純金箔などが使われています。御所人形や御殿玩具を作る時の想い、次世代への継承など2編に分けてお届けします。 パート1では御所人形とはどのようなものか?島田さんが信条としている「和洋の美意識とは?」などのお話を伺い、インタビュー記事にまとめました。 -
島田耕園人形工房 インタビュー PartⅠ
京都・二寧坂で160年続く人形司「島田耕園人形工房」を訪ねました。純金箔などが使われています。御所人形や御殿玩具を作る時の想い、次世代への継承など2編に分けてお届けします。 パート1では御所人形とはどのようなものか?島田さんが信条としている「和洋の美意識とは?」などのお話を伺い、インタビュー記事にまとめました。 -
日本家屋に浮き上がる黄金の円ー金箔と現代アート
瀬戸内国際芸術祭2019の公式作品の一つで、フランスの現代アーティスト兼写真家ジョルジュ・ルース氏の残した「インスタレーション(空間の芸術)」を訪ねました。 -
【FILM】職人訪問「金箔瓦の鍾馗さん」ができるまで
金箔の「箔押し職人」と一口に言っても、仕事としている分野によって工房の様子や設備も使う接着剤も様々です。 今回訪問したのは至善堂店舗の瓦屋根に10年以上据えられている「金箔瓦の鍾馗さん」の箔押しをした職人さん。雨にも負けず風にも負けず、剥げたり退色したりしないまま屋根でずっと来たる厄を睨み続... -
Choose your language